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サステナビリティ
■トップメッセージ
1927(昭和2)年12月1日、関東一円を一夜にして灰燼に帰した大震災から4年後、ホテルニューグランドは、地元財界の後押しと横浜市民の 熱意により、昭和の幕開けとともに震災復興のシンボルとして誕生いたしました。当ホテルは、開港都市横浜の迎賓館として開業以来、戦争や戦後の接収など数々の苦難を乗り越え、多くのお客様からの温かいご支援のもと、地域の繁栄とともに力強く成長し、日本を代表するクラシックホテルへと発展を遂げてまいりました。
私たちはこのホテルを、横浜市民の財産をお預かりしているという意識のもと、歴史的建造物を維持・保存しながら、これからも皆様のご期待と信頼に応えるべく、「培ったおもてなしの心と、最高のサービスと商品の提供により、国際社会の発展と文化の向上、お客様の満足と幸福に貢献」を企業理念の主文に掲げ、その遂行に日々努力を重ねてまいります。
ホテルニューグランドが、100年200年と未来永劫にわたり持続的成長を実現し、国際都市横浜の一翼を担っていくために、SDGs(持続可能な開発目標)の課題解決は、重要な経営課題と捉えております。当社にとってSDGsへの取組みは、社会課題解決への貢献であるとともに、まさしく創業の精神を受け継ぐ企業理念の実践であり、事業拡大と持続的な企業価値の向上への道筋と考えております。サステナビリティ経営の推進により、持続可能で豊かな社会の実現に尽力してまいります。
今後とも、一層のご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
株式会社ホテル、ニューグランド
代表取締役会長兼社長 原 信造
サステナビリティ経営の推進体制
当社は、持続可能な社会の実現に向けて、新たに社長直轄組織となる「サステナビリティ推進室」を設置いたしました。経営トップの強いコミットメントの下、全社レベルでの意思決定組織を設けることにより、サステナビリティ経営推進体制を構築し、事業を通じた社会課題の解決とSDGsの実現を目指してまいります。
SDGs対応を積極的に推進
ホテルニューグランドは、SDGs(持続可能な開発目標)の目標達成に貢献すべく、時代の要請に応じた企業活動に取組み、その遂行に努めてまいります。
E環境ENVIRONMENT
- ・客室のアメニティは、環境に配慮しており、包材は紙製を使用。
歯ブラシは竹製、カミソリは植物由来のバイオマと自然分解促進添加物を付加した原料を使用し、プラスチック使用量を削減。 - ・客室内にタオル交換不要のエコプレートを設置し、環境保全のご協力を推進。
- ・プラスチック製ストローを廃止し、環境にやさしい紙製ストローに変更。
- ・エコキャップ運動(ペットボトルキャップの分別回収)でCO2削減と再資源化を推進。
- ・厨房から出る廃油は資源化事業者が回収後、製油会社のもとでインク・飼料・肥料などにリサイクル活用され、ゴミ減量・水質改善・CO2削減に協力。
- ・生活困窮者支援団体への中間支援組織と業務提携し、廃棄予定アメニティなどをご提供させていただくことで、資源循環の輪に加わりエシカル消費を推進。
S社会SOCIAL
- ・山下公園通りの緑化活動と清掃活動を行い、地域の美化に貢献。
- ・横浜市中区の加賀町消防団に入団し、地域社会の防災力向上に貢献。
- ・横浜開港の歴史文化の継承と地域の魅力を発信するイベント「ハマフェス」の運営に、毎年山下公園通り会の一員として積極的に参加し、国際都市横浜の持続的な成長と発展に寄与。
- ・横浜市中区地域振興課の「ロスフラワープロジェクト」に参画し、短期間の会場装飾で役目を終えてしまう廃棄花を、ボランティア団体のもとでリースやキャンドルに再生。
G企業統治GOVERNANCE
また、誰もが働きやすく働きがいのある企業となり、人材育成に努めてまいります。
- ・内部統制室を設置し社内のコンプライアンスの状況を監視し、合法性と合理性の観点から検討・評価を行うとともに、内部統制システムの維持・向上促進。
- ・スタッフの心と体のケアのため、毎年健康診断とストレスチェックを実施するとともに、必要に応じて産業医の相談・面談が行える働きやすい職場づくりを推進。
- ・資格取得補助制度を設け、会社が奨励する資格を対象に受検料の補助や報奨金を支給。
- ・社内投票制の「あなたの○○いいね!キャンペーン」を実施し、毎年最多得票者を表彰。
- ・育児・介護休業や短時間勤務制度の導入と拡充に努め、育児・介護を抱える社員を支援。